こんにちは。精麻作家の内山開加里です。オンラインショップKARY/ARTを運営しています。
精麻作家として、日々触れている精麻。私が感じている精麻のこと、精麻の効果について、今日は書こうと思います。
精麻は「水でも塩でも祓えない穢れを祓う」と言われています。精麻に興味を持つ人は、神社が好き、スピリチュアルが好き、ナチュラル志向の人が多いようです。
目に見えないものをおろそかにしない、自分の価値観を大切にしている、そういう人たちが興味を持ってくださっているように思います。
私自身はどうかと言えば、精麻に触れると、清々しさや心が鎮まるような感じがします。クリアになる感覚があります。「平常心に近づく」というのが一番しっくりきます。気持ちが沈んでいる時にはマイナスからゼロへ、気持ちがたかぶっている時には落ち着くほうへ導いてくれます。
精麻に特別な力があるのかどうか、私にはよくわかりません。麻は成長がとても速いと言われていて、100~120日程で3、4mも成長するそうです。麻という植物が持つ強い生命力が、何かしら働いているような気はしています。
闘病中で夜眠れずにいた人が、精麻を敷いて寝たら、ぐっすり眠れて、翌朝には精麻が真っ黒になっていたという話を聞いたことがあります。そういうことはあるだろうと思います。
そこに違和感はなく、精麻の良さを実感しつつも、精麻は特別なもの、特別な力があるものと言ってしまうのは少し違うように思います。
麻と同じように、私たち人間も自然の一部なのだということを、精麻に触れ、日々感じるからです。
精麻の素材の良さに惚れ込んで、私はものづくりを始めました。手触り、色味、触れている時の心地よさや清々しさ。毎日触れていても、とにかく飽きないのです。同じ空間に精麻があるだけで心が落ち着き、見ているだけでもほっとする。
まだ手にしたことがない方には、ぜひ一度精麻に触れてみてほしい、そう思っています。